「あずきちゃん」第19話 あずき・遺伝学・仙台

お母さんの故郷、仙台に行ったあずきは、子供の頃お母さんと仲のよかった隆三さんが、勇之助にそっくりであることを知ります。あずきは、どうして別れてしまったのかとか、今でも不倫しているのではないかとか、疑惑モードに陥り、さらには家出してきたまことや、東京のかおる&ジダマ情報などにも踊らされます。

ちなみにジダマは今回は出番が少なかったかわりに、アイキャッチ初登場です。だいずは今度はセミに「ゆうのすけ」と名付けます。郵便局の前で捕まえたからということで(笑)。

何だかいろいろあったのですが、結局は子供は親に似てしまうということですね。「遺伝の法則」は、メンデルがエンドウ豆の交配を観察して発見したわけですが、われわれは「あずきちゃん」を見て遺伝の何たるかを実感するのであります。あずきが枝豆をむいているシーンは「遺伝」を暗示する…というのは無用の深読みで、おそらくは仙台の名物「ずんだ」からでしょう。
自分の親が子供だった頃を知る話としては、父バージョンとして第89話があり、航時機を使う「キテレツ大百科」にも多数の話が、「サザエさん」でも回想シーンで印象的な話がいくつもありますね。雪室さんの得意技で、自分もとても好きな題材です。