「あずきちゃん」第102話 DNAの所業

この第102話の感想はこちら
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に書いてしまっているため、補遺的な感想で。
始まりは典型的な「ジダマvs.ヨーコちゃん」ものです。

しかし、すぐにジダマがいつもと違うことがわかります。おばあちゃんっ子を脱却しようとしているのです。


その原因は、ジダマのおかあさんでした。昔の看護婦さんは粉薬を計量・分包したりしてたのですが、現代ではそういう仕事も無くなり、料理が下手という設定でも不自然ではありませんね。しかし、薬の量を1ケタ間違えたりする医療事故もあるようなので、お気をつけて…。
昔感想を書いた12年前には「ツンデレ」という言葉は無かったと思うのですが、今見るとジダマからのお母さんに対する態度が、まさにツンデレです。


しかし、お母さんはサブタイトルの通り初登場なのですが、よく考えてみるとジダマの家族(除シャンプー)自体、今まで誰一人画面に出てきたことが無いのです! 出てこないおばあちゃんの存在感があまりにも大きかったのか、20年間、このことに気がつかなかったのは迂闊でした。結局お父さん(幸せ者)が登場することも無く、児玉家の実情は何だかよくわからないまま終わってしまったのですが、それでも第3期が無ければ誰一人家族が出てこないという異常な状態で終わったかと思うと、第3期に感謝したい気持ちです。
そんなことを考えていて、それぞれのキャラクターの家族がどれくらい出てきたのか気になってしまいました。以下はおまけです。
ジダマ

あずき



かおる


トモちゃん



ヨーコ

勇之助


ケン


まこと


叔母さんレベルは省略しました。結構家族が出てきて、みんなはまってるんですよね。ジダマのお父さんとヨーコちゃんのお父さんは、やはり想像しにくい家庭環境で、出てこないこともうなずけます。ヨーコちゃんとヨーコママに囲まれて暮らすのは、なかなかハードルが高いです。
このキャプチャを取るために、サブタイトルリストを見ながらDVDを入れ替えてましたが、家族間の関係を扱った話は、ほんとにどれも傑作揃いで早送りで見てるだけでも涙が出てきます。恋愛も友情もいいのですけど、家族の話が最もディープな「あずきちゃん」なのではないかという気がしています。