アニメーションの動きに関する研究会

前回の仮現運動〜の続きみたいな研究会に行ってきました。
今回はブレインズ・ベースの深井利行さんとアニメ監督の森田宏幸さんが、実際の映像をたくさん映写してくれて、現場サイドからアニメーションの動きとは何かということを見せていただいたのがものすごく面白かったです。中割りが全く無いのに動いて見える画像とか、逆に60fpsなのに静止画が見えてしまう画像とか、1コマ/2コマ/3コマの違いとか、信じられないくらいの実例をたくさん見せてもらって刺激的でした。これって、こんな数十人にしか見ることができないのは本当にもったいないです。

片渕監督のほか、アニメ業界の人も多数来ていたようでした。(なんか会場で原画を書いていた人がいた)

あとは大学の中村浩先生の、人間の動きを抽出する「ポイント・ライト・ウォーカー」の話もしっかりアニメ作画と連動していて面白かったです。一応北国生まれの意見としては、氷上で歩くときは「垂直に足を下ろし、極力後に蹴らず、横方向の力が発生するのを最小限にする」のが基本ですが、雪の降らない地方の人には最初はできないことなのです。

実際の動画がないと説明できないものばかりだったことと、結構現場のノウハウに近い内容になっていたので、これ以上詳しいレポートを書く感じではありません。一般人が行っても全然問題ない感じでしたので、ご興味のある方はぜひ次回行ってみるとよいと思います。