「あずきちゃん」第3話 あたしって、ほんとバカ

あずきちゃん」第3話
第3話は前半のあずき作文が細かいところまでほぼ原作(第3話)と同じ、アイキャッチ以降がオリジナルとなっています。並のアニメであれば、原作を引き延ばして1話にしちゃうような気もしますが、雪室さんはそういう話にはしません。原作をテンポよく見せた後、自然に別な話に持っていきます。
「わたしの好きな人」という題目に勇之助のことが頭に離れなくなり、せっぱ詰まってバレバレな作文を書いてしまうあずき。かばんを買ったときもそうでしたが、一度思い詰めると突っ走ってしまい、後で我に返るタイプですね。人ごととは思わずに、ツイッターやブログでバカやらないよう、あと変な契約をしてしまわないよう、他山の石としましょう。

思えば原稿用紙って高校以来使っていないかもしれません。作文は超苦手で、いつも筆が進まなかった記憶がよみがえります…。
後半は体育のとび箱、藤川動物病院、勇之助の作文の話と続きます。話の中心になるのは、突然登場する藤川まどかさんです。

「藤川」はなんとなく脚本家の藤川桂介さんから取ったような気がします。「まどか」は後にだいずの彼女、斉藤まどかとなって再登場します。やはり、まどかはあらゆる時代に宇宙の法則として遍在するのでしょうか。
それはともかく、勇之助の好きな「藤川まどか」って誰?という謎をベースに、何人かの偽まどかを出しながら話は進み、最後にようやく正体がわかるのでした。

相変わらず、見終わったときにはそれほど複雑には感じないのに、細かく見てみると中身は凝っていますね。

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