「あずきちゃん」第4話 ジダマ母登場まであと98話

あずきちゃん」第4話

運動会ということで、あずきの妄想はMAXに!

保健委員のあずきは、ケガをした勇之助を看病してあげる妄想にも取りつかれます。もし時代が戦争中だったとしたら、勇之助を傷痍軍人にして「勇之助くんは私が側にいてあげないと何もできないの」と妄想しているに違いありません。
第4話は、原作第4話とほぼ同じ流れで進みますが、至る所に雪室さんのオリジナルエピソードが挟み込まれています。この妄想シーンもそのひとつです。
あとは、あずき父がビデオを買ってくるというのも、アニメのオリジナルエピソードになります。「あずき入学の頃は今よりずっと高かった」という通り、1990年頃から普通の人も使うようになってきた民生用ビデオカメラが、ストーリー進行に効果的に使われています。

ファインダー映像の作画とか、3年後の後番組では多用されていましたが、この頃は結構珍しかったんではないでしょうか。運動会ということでモブキャラも大量に出てきますが、ちゃんとキャラデザされているうえに、意外と動いていることに、最近の手抜きモブ作画を見慣れてしまった自分は結構驚いていたりします。そこは何となく小島監督のこだわりでしょうか。
男子の徒競走を見ていたあずきは心の中で「運動会って、何かの魔法なんじゃないかと思う。男の子がいつもよりかっこよく見えるんだもん」とつぶやきます。

これは原作コミックにあるので、おそらく秋元さんの書いたセリフだと思いますが、こういう乙女チック発想ができるのは才能ですね。残念ながら自分は体育の時間や運動会は専ら「かっこ悪く」見えるタイプだったので、複雑な気分です。こういうところに人生の分岐点はあるんですよ、きっと。
この回初めて「おいなりさん」が登場するのですが、何と第4話では「揚げ玉入り」とは一度も言われていません。原作では「天かす」入りと書かれているんですが。

「サクサクしてる」と書いてありますが、実際に自分で作ってみてわかったのは「サクサク」しないことです。たしか鎌倉の海岸に持って行って食べました。お弁当にすると食べる頃には揚げ玉はフニャフニャになっており、食感は全くありません。しかも、油揚げが元々油っぽいので、揚げ玉の風味も全く感じません。おいしそうに聞こえますが、がっかりメニューですので、お気をつけください。
最後にジダマ母の作ったお弁当。なぜ巨大なシイタケが?!

かたよるにゅーすさん
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