「あずきちゃん」第95話 特急あずさ松本行き

この話は何年ぶりかで見ましたが、うろ覚えの印象としては「かおるちゃんが松本に行って骨折する話」でした。たしかにその通りの「かおる&ケン」回ではあったのですが、別々に松本に向かうお出かけ話だったり、謎含みのまこと迷子話だったりして、最後に病院で全員集合というとても入り組んだ構成なのです。しかし、相変わらず複雑な印象無しに楽しめてしまうのは、どうしたらこんなふうにできるのか不思議なところです。

かおるちゃんは、土曜日に父親の単身赴任先の松本に行くのに、ケンちゃんを誘おうとしますが、あっけなく玉砕。一方でその話を聞いたあずきは、うちも単身赴任になれば勇之助と旅行ができると妄想。このあたりでもう既におなかいっぱいなのですが。(笑)
月曜日の朝唐突に、かおるちゃんが松本で骨折して入院していることが知れ渡ります。クラスの対応は、遠いので花を贈ることに。ケンもお見舞い行きを拒絶。あずきとジダマは直接お見舞いに行くことにします。

これは次の土曜日でしょうか。あるいは休日がたまたまあったとか。あまり気にしないことにしましょう。あずさin特急あずさ、松本(中の人)in松本駅ですね。松本は昔よく行ったので、懐かしいです。

松本に着いてみると、ケンと勇之助も別に来ていました。どうもケンが言い出しっぺのようで、このへんの屈折したところがケンちゃんらしいです。しかし、問題はまこともいっしょだったということなのでした。

いくつか病院が出てきます。モデルを探していた人に教えてもらって見に行ったはずなのですが、全然どこだったか記憶がなくなってしまいました…。丸の内病院でしたっけ?


有名な松本城(国宝)は上に登ると、大きな常念岳と後にちょこっと槍ヶ岳が見えるのですが、何となくこれが常念岳…いやちょっと違う感じですか。土蔵の立ち並ぶ中町、旧開智学校も、松本市中心部の見逃せない観光スポットです。

あてもなく松本市の病院を歩き回るまことを、古本屋、警察署、病院と探し回ります。携帯電話・ネットが当たり前の今の子供には、公衆電話の電話帳で住所を調べるという感覚はわからないのではないでしょうか。

ようやく会えたこの二人のやりとりが、もう何とも言えなくすばらしいです。いいですなー。

そして、この回はえらく大変だったのが、かおるちゃんのお母さんでした。松本城の中の階段がものすごく急なのですが、関係は無いのでしょうか、という話を誰かと以前したような記憶が…。