「あずきちゃん」 1期まとめ

AT-X再放送の1期が終わりました。ついつい毎回感想を書いてしまいましたが、昔のようにそこかしこで盛り上がっている状態でないのはさびしかったです。
気をつけて見ていた点は、

  • 原作とどのように対応しているか。
  • 言い尽くされた感がある「あずきちゃん」で言い残されていることはないか。
  • ヤフオクで買ったアフレコ台本と比較してアドリブやカット探し。(それほど真面目には見てません)

といったところでしょうか。
1期を通しての感想。

  • 原作から取っているシーンは、予想以上に原作通りでありました。セリフもほとんど変えていません。「あずき」「ジダマ」という命名、証明写真、エビフライ、などなど、原作に散りばめられたアイディアもすばらしいことを再確認できました。
  • 原作コミックの1話分というのは、アニメにすると1話に足りないというのがよくわかりました。そこに惜しげもなくエピソードを投入していく雪室さんの脚本が、この密度感を生んでいます。この驚異的な仕事は、しかし、原作のキャラクターと人間関係がそれだけよくできていたからこそだと思います。最近15分枠のアニメが出てきて、結構心地よい密度感なのも、この辺りの事情なのでしょう。
  • 原作回が一通り終わった後の、20話台、30話台のオリジナル回は傑作揃いで圧巻でした。何度も見た話も、見直すとあらためて面白いですし、ほとんど見ていなくて忘れていたような話も、結構再発見がありよかったです。
  • 日常アニメなので「動き」が言われることは少ないのですが、かなり枚数を使って丁寧に動かしている作品であることも認識できました。NHKだし、近藤プロデューサがきっと予算を確保してくれたんでしょう。キャプチャするためもあり、かなりコマ送りで見ましたが、楽しかったです。作画監督による違いも、作品を楽しむ要素になっています。やはり芦野作監は完璧ですが、全部そうだったら楽しみが一つ減る気がします。

言い忘れていることもたくさんあるような気がしますが、こんなところで。感想も結構大変なので、2期からはたまに書くくらいにしておくつもりです。
以下は各話感想へのリンクです。感想に気の利いた副題を付けてみようと思っていたのですが、今見直すと結構外してる感が…まあいいや。
第1話 ただしイケメンに限る
第2話 Yの付く人と言えば
第3話 あたしって、ほんとバカ
第4話 ジダマ母登場まであと98話
第5話 ストーカーにご用心
第6話 番外編 オープニング
第7話 雨に濡れたトモちゃん
第8話 黒小豆
第9話 KTK終身会員
第10話 まよいマイマイと再放送の魔法
第11話 レア脚本家
第12話 ジェラシーの定義
第13話 床屋カルテル
第14話 プレ交換日記
第15話 ちり紙交換日記
第16話 エビフライ
第17話 片渕須直登場
第18話 アナログ通信
第19話 あずき・遺伝学・仙台
第20話 行ったり来たり
第21話 林間学校なのに水着回
第22話 もうひとつのプレゼント
第23話 3年間で2冊
第24話 命名の謎
第25話 トモちゃん祭り
第26話 ペプシあずき5年
第27話 アニメ史に残るひどい顔
第28話 なかみよし
第29話 家庭内の伏兵
第30話 ジダマ初大役
第31話 萌えアニメの目標
第32話 行ってはいけない場所
第33話 編み物作画に驚く
第34話 小学生がカップルでいて何か文句でもあるんですか
第35話 誤った情報による被害
第36話 大地震はNG
第37話 障害物競走
第38話 ヨーコちゃん回ということに
第39話 忘れ物に注意!