サザエさん(フジテレビ) 2018年4月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 4月1日 「カツオあくび地蔵」
  • 4月8日 「ランドセル禁止令」
  • 4月15日 「夢の新幹線通学
  • 4月22日 「姉さんは声美人」
  • 4月29日 「カツオの銅像

4月からスポンサーが替わりますが、おそらく内容に影響は無いでしょう。4月22日はサブタイトルで当てられない日です。こういう回が案外とんでもない内容だったりするんですよね。

雪室さんの公開講座

脚本家養成所の「シナリオ・センター」で雪室さんの講座の記録が公開されています。
アニメ『サザエさん』を書き続けて/脚本家・雪室俊一さん | シナリオ・センター
2012年のトークで、今は出てこなくなったジミーの話があったりと少し古いですが、脚本家志望者向けに少し寄った内容で面白いです。
それにしても、昨日の「サザエさん」の「忘れられたタマ」、ストーリーを思い出せる人はいますか?

いろいろな話が7分の中に詰め込まれていて、1本の作品に共存するのがあり得ないほどなのに、何だか全然不自然でないという、恐ろしい作品でした。昨日はワインを半分開けた後だったため酒のせいかとも思いましたが、やはり今日見直してみてもすごいや…。
録画している人はぜひ見直してみてください。

サザエさん(フジテレビ) 2018年3月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 3月4日 「カツオ四食居眠りつき」
  • 3月11日 「忘れられたタマ」
  • 3月18日 「乾電池さんのバス」
  • 3月25日 「いその家の屋台」

城山さんは2本のみで、ついにレア脚本と拮抗することになってしまいました。

サザエさん(フジテレビ) 2018年2月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 2月4日 「雪が降るからやめて」
  • 2月11日 「イクラ天下を取る」
  • 2月18日 「ぼくは鏡の精」
  • 2月25日 「イクラは本の虫」

18日はまさかのアッコちゃんオマージュ?
「アッコちゃん」(1期)も雪室さんの代表作ですよ。
http://www.style.fm/log/05_column/yukimuro14.html

「サザエさん」作品番号7706「父さんメダマ焼きの友」

2018年1月14日放送の「サザエさん」作品番号7706「父さんメダマ焼きの友」が、2007年5月27日に放送された作品番号5875「父さん発明の母」、いわゆる「全自動タマゴ割り機」に似ていると評判です。


脚本はもちろん、雪室俊一さんです。ちなみに2007年5月27日はトリプル雪室脚本の回でした。
前回の予告編で謎の機械が出てきたときは「もしや」と思いましたが、雪室さんは自作・他作を問わず過去作を引用するようなオマージュ作品は全くと言っていいほど例が無く、同じような作品が出てくるとは予想していませんでした。(昔話や名作物語のオマージュは「キテレツ大百科」など多少ありますが)



しかし、冒頭の波平の帰宅から、マスオ、ノリスケの入ってくる話の流れといい、前半は明らかに前作を意識して書いていると思います。セルフオマージュと言ってよいかと思います。
作品は途中から違う方向に走っていき、最後は全く異なる地点に着地しました。さすが、タマゴねたで数々の名作を作ってきた雪室さんです。タマゴとニワトリに関する作品はこちらのページに以前まとめました。
「あずきちゃん」第55話 ニワトリとタマゴの歴史 - あずき残雪
だが待っていただきたい。この作品は「全自動タマゴ割り機」のオマージュだけではないのです。


あずきちゃん」第16話「おいしい!?しょうゆ味のエビフライ」をご存じでしょうか。あずきが初めて勇之助の家にお呼ばれするときに、エビフライにソースではなくしょうゆをかけるという食習慣の違いを体験することで、勇之助との距離が縮まったことを実感するという、印象に残る初期のエピソードです。「アニメスタイル」のイベントでもスペシャルメニューとして「しょうゆ味のエビフライ(400円)」が出るくらい、その筋では有名な話です。
脚本はもちろん雪室さんで、これも意識して書いたのは間違いないと思います。1995年の作品なので、20年越しのセルフオマージュということになりますが、個人的にはこちらのほうがうれしかったです。エビフライではなく、とんかつに変わってはいましたが。

それにしても、どのようにしてこの原作からこの話が生まれてくるのか、タマゴ以上に不思議ではあります。

サザエさん(フジテレビ) 2018年1月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

1月7日は5本の放送があり、1時間スペシャルのようです。
まだ1本残りがありますが、今年の作品を思いかえしてみると、ベストは「メンドリからの手紙」(17/6/18)、「真夏の昼の正夢」(17/8/6)、「ふたりだけの門限」(17/11/22)あたりかな〜。
あと雪室さんではない(脚本:倉田英之小柳啓伍)ですが、夏の「メイドインアビス」はとてもよかった。さすが小島正幸監督!という作品でした。

サザエさん(フジテレビ) 2017年12月放送予定、カッパの三平

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 12月3日 「中島くんの神さま」
  • 12月10日 「早割り少年カツオ」
  • 12月17日 「カツオ湯けむりの術」
  • 12月24日 「イクラとサンタおばさん」

晦日はやらないようです。
劇場版アニメ「カッパの三平」がCSキッズステーションで12/3、12/28放送されます。雪室さんの脚本、平田敏夫さんの監督です。
番組詳細『映画 カッパの三平<リマスター版>』|こども・アニメ専門チャンネル キッズステーション

東京新聞(2017年11月17日朝刊)に雪室さんインタビュー

昨日の東京新聞朝刊24面「こちら特報部」に「サザエさん」の大きな特集記事が出ていて、半分くらいが雪室さんのインタビュー(写真付き)です。今日、東京新聞を扱っている販売店に行ってみたのですが、専売店でないため昨日分が発掘できませんでした…。
スポンサーの話題も出ていましたが、アニメは作画に長期間を要するので、脚本を書くのは最短でも放送の2〜3ヶ月前になるのです。だから、雪室さんの作品に限らず、アニメに最近の出来事の皮肉やパロディーに思える内容があったとしても、それは全て偶然なのですよ。
アニメ視聴者の基礎知識として押さえておいてほしいと思います!
東京新聞を入手しました。記事は24〜25面の見開きで、左(25面)が雪室さんのインタビューです。

「あずきちゃん同窓会」最高でした

残念ながら雪室さんは欠席でしたが、たくさん話題にはのぼりました。

  • 小島監督:雪室さんは引き出しが広く、キャラクターの掘り下げが深い。新キャラも含めてやりたいようにやってもらった。脚本はほとんど変えていない。コンテの段階でセリフが変更になったときは、雪室さんをお酒に誘って許しをもらった。
  • 丸山P:「あしたのジョー」で雪室さんと出崎さんの間に入って取り持つのが大変だった。「あずきちゃん」をやって雪室さんと折り合いがついた。
  • 芦野作監:雪室さんからお礼ということで、美術監督さんとカニをごちそうになった。
  • 近藤P:元の企画ではケンが坊ちゃん、まことがやんちゃ。雪室さんからケンとまことを逆にしたいと提案があって原作サイドに許可を取った。雪室さんはまこと、だいず、ジダマの3人はキャラクターを異常にふくらませていた。シナリオは雪室さんと月1回打ち合わせて、内容は「秋の遠足にしよう」くらいで終わって朝4時ころまで飲んでいた。
  • 小島監督:シナリオ打合せには何回かつきあった。雪室さんがアニメのできあがりを気に入ってくれたのがよかった。
  • 近藤P:雪室さんは脚本の変更に関しては、骨が変わっていなければいい、いいんだよ、小島(監督)がやってるんだから、という反応だった。

その他の驚きネタ

  • 小島監督:キャラデザは最初川尻さんバージョンと平田さんバージョンの2つがあった。丸山Pからどちらがいいか選べという話があり、平田さんバージョンを選んだが、この絵は他の人には描けなくてTVシリーズ向きでないということで最終的に川尻さんバージョンになった。
  • 芦野作監:片渕さんの演出回では演出チェックでラフを足すような(宮崎監督の)流儀が大変で他の人が作監をやりたがらず、自分がやった。つらかったけど楽しかった。
  • 近藤P:35mmフィルムのネガ?があるのでブルーレイを出したい。一度ハイビジョン化しているが、上下を切ったりスタッフの名前を落としたりしている。DVDでは画質を落とさなければならなかった。皆さんの応援次第です。

「雪さん」「ポンさん」などの愛称で呼んでいたので、わからない人もいたのでは。声優さんも8名登場ですごかったです。


私からもぜひお願いしたい!

サザエさん(フジテレビ) 2017年11月放送予定変更

野球放送による中止があったため、放送予定が変更になりました。12日の七五三ねた(城山さん)を動かさなかったため、変則的な順延となりました。

  • 11月5日 「穴子さん主夫になる」
  • 11月12日 「ふたりだけの門限」
  • 11月19日 「ぼくは花沢カツオ」
  • 11月26日 「ぼくの涙は甘くない」
  • 12月? 「中島くんの神さま」

ちなみに、うちは洗濯機も炊飯器も東芝です。

サザエさん(フジテレビ) 2017年11月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 11月5日 「ぼくは花沢カツオ」
  • 11月12日 「ふたりだけの門限」
  • 11月19日 「ぼくの涙は甘くない」
  • 11月26日 「中島くんの神さま」

来月のサブタイトルは、何だかどれも気になります。
また、「サザエさん」の放送と時間がかぶってしまっていますが、11月12日に「あずきちゃん」のトークイベントがあります。
第137回アニメスタイルイベント 絵本刊行記念 あずきちゃん同窓会 | WEBアニメスタイル
「出演者は小島正幸監督、丸山正雄プロデューサーをはじめとするスタッフ、キャストの方々」ということです。お二方とも、最近のヒット作ではなく20年前の作品で声がかかることに驚いたことでしょう。雪室さんの出演に関しては情報がありませんが、どちらかというと語られる側でしょうか?

平田敏夫とあずきちゃんイラスト展

ササユリカフェ(西荻窪)で開催中の「平田敏夫あずきちゃんイラスト展」に行ってきました。


壁に展示されているのは10数枚でしたが、展示しきれない分はクリアファイルで閲覧することができました。全話の半分くらいでしょうか。
ふつうの画用紙に書かれた水彩画?で、背景美術と同じような書かれ方ですが、DVDではわからない紙のテクスチャや色彩のタッチなど、本当にすばらしい作品を見ることができてハッピーと言うしかありません。画集の書籍もいいのですが、原寸大の複製原画がほしい…。そんな気分です。
キンギョの絵(57話)は、やはり本の表紙になるだけあって1枚の絵として出色の出来でした。他の絵も本当によかったです。夢少女の絵(97話)がファイル内に納められていて、壁に掲示されていないのはちょっと選択ミスと思いましたが。

それにしても、今回の平田敏夫さんや脚本の雪室さん、昨日「メイドインアビス」のすばらしい最終回だった小島正幸監督、「この世界の片隅に」でブレイクした演出の片渕さん、OPのりんたろうさん、キャラデザ・作監の芦野さんなど、スタッフがあり得ないほど豪華で、しかもベストな仕事をしている「あずきちゃん」はアニメ界の奇跡だ、という気持ちを20年を過ぎて新たにした一日でした。

サザエさん(フジテレビ) 2017年10月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 10月1日 ちびまる子ちゃんSPのため休止
  • 10月8日 「ノリスケの写真館」
  • 10月15日 「花沢さんに失恋中」
  • 10月22日 「父さんとワカメの日」
  • 10月29日 「穴子さん主夫になる」

サザエさん(フジテレビ) 2017年9月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 9月3日 「イクラの予定表」
  • 9月10日 「父さんとカンパイ」
  • 9月17日 「あこがれの中島くん」
  • 9月24日 「ハヤカワさんのボタン」

サザエさん(フジテレビ) 2017年8月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 8月6日 「真夏の昼の正夢」
  • 8月13日 「中島こんがらかり博士」
  • 8月20日 「お金持ち見つけた」
  • 8月27日 「カツオは中の上」