「あずきちゃん」第27話 アニメ史に残るひどい顔

第27話は作画が面白いので、あずき写真集を…。







見たことのない方は目を疑うと思いますが、修正やコラなどではありません。戦犯は、監督作品をたくさん見た今だからわかりますが、絵コンテ・演出の片渕須直さんでしょうね。
たしかにあずきのような女の子がこの状況になれば、こうなるのは理解できますが、日本アニメ史上屈指の「ひどい顔」だと思います。実写で子役にこの表情させるのも難しいですし、アニメならではの表現の限界に挑んだ作品と言えるのではないでしょうか。コンテ(見たわけではないですが)をそのまま映像にすることを許した小島監督と、作画した君塚作監イカレてます。誰か反対する人はいなかったのでしょうか(笑)。
脚本を書いた雪室さんといい、「あずきちゃん」のスタッフは愚直ですばらしいです。皮肉じゃなくて、真面目にそう思っています。

1999年頃、自分が生まれて初めて見た痛車(当時、痛車という言葉は無かったが)も、この話の絵を使っていました。

黒幕はヨーコちゃんですが、勇之助も大概です。イケメンと付き合うということは、現実にはこういうことなんでしょうね。

冒頭の野球中継での「ピッチャー雪室」は台本には無く、アナウンサー役の津久井さんのアドリブでした。台本には中継のセリフは断片的にしか書かれていなく、津久井さんアドリブお疲れ様です。