「あずきちゃん」第7話 雨に濡れたトモちゃん

あずきちゃん」第7話

初のお出かけ回で、アニメオリジナル作品です。
雪室さんはお出かけ話のスペシャリストと言ってもよいくらい、「キテレツ大百科」や「サザエさんスペシャル版でもたくさんの旅行話を書かれています。ご自身も旅行好きらしく、雑誌「モーターファン」に紀行文を連載されていたことも。
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箱根付近は自分の庭のような感じで遊び回っていたのだと思います。この第7話でも、箱根の芦ノ湖遊覧船や、大涌谷、箱根ロープウエイがうまく作品舞台として取り入れられていて、ロープウエイの中間駅(実在)が重要な役割を果たしていたりと、土地勘を生かした作品になっています。
腰が治ったら箱根に聖地巡礼にいくんだ…。(死亡フラグ?)
そしてすばらしいのは、あずき−勇之助だけでなく、かおる、ジダマ、トモちゃん、ケン、まこと、とサブキャラがみんな個性と魅力を発揮していて、それでいて散漫さの一切無い、面白い話になっていることです。初期の硬さも和らいで、脚本も声優も乗ってきた感じがします。そのうえ第7話は芦野作監の作画が異常にかわいく、自分がロリコンになってしまったのではという不安感すら覚えます(笑)。
画像は、まことに作ってあげたお弁当のことが気になって、夜も眠れなくなり、ロープウエイで気分が悪くなってしまったトモちゃん。百合アニメではありません。


まことはお昼休みの前に救急車で運ばれていってしまいましたが、このお弁当は食べてもらえたのでしょうか。きっとまことはお弁当を早弁していたうえに、さらにタマゴを大食いした、ということにしておきましょう。

最後に、秘蔵のアフレコ台本によると、元のサブタイトルは「とんでもツーショット」だったようです。

そして、ジダマの「タマゴだけにエッグいおいしさ」は松本梨香さんのアドリブであることを覚えておくと、一生に一回くらいいいことがあるかも。雪室さんにタマゴねたで挑戦するのは「いい度胸」(笑)と思いますが、私は梨香さんのアドリブを支持します。